別所由加は日本最後のハリケーンランプ職人!アラジンの魔法のランプも作った!?気になる経歴を調査!

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2020年9月13日のTBS情熱大陸

ランプ職人の別所由加さんが出演されます!

 

このコロナ禍で、今、巷では空前のアウトドアブームですよね。

アウトドア、といえばキャンプですが、
このキャンプの夜には欠かせないのが『ハリケーンランプ』。

 

どんなに凄い嵐の中でもその灯された火が消えない、とうくらい
すごランプなのですが、
別所さんは、日本で唯一といっていい

このハリケーンランプの国内最後の職人さんなんです。

 

いったいどんな経緯でこの職人さんになったのでしょうか?

 

そもそもハリケーンランプって何?

 

アラジンの魔法のランプも作ったってほんと??

 

気になったので調べてみました。

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別所由加さんの経歴は

別所由加5

https://www.asahi.com/and_M/20181115/271597/

別所由加さんは、1988年生まれで今年32歳になる方ですね。
大阪府の出身です。
趣味は映画鑑賞。

プライベートではアウトドアに興味がない超インドア派だということです。


1924年創業の老舗ランプメーカーを家業とする

別所家の子どもとして生まれました。

 

でも、その当時のランプから電気への転換から、

ランプが生活必需品ではなくなってきたあおりを受け、
2003年、由加さんが小学6年生の頃に家業の会社

「別所ランプ製作所」が倒産


いきなり会社も家も失われたそうです。


実はこの別所製作所は日本で最後のランプ屋とされていたようで、
その後、由加さんのお母さんの二三子さんが会社を立て直すために

奔走していました。

 

一年後の2004年にはなんとか会社が復活し、

2007年に「WINGED WHEEL」という新たな社名で再起しました。

 

由加さん自身もお母さんと一緒に勉強のために

商談の場に連れていかれたりしたようですが、
家業を継ぐとはこの時には考えてもいなかったようで、
中学・高校と音楽(特にドラム)に打ち込まれていました。

 

高校時代は100人以上の軽音部を束ね“伝説の部長”と崇められていたようです。
100人以上束ねる部長とは、上に立つ素質がある方なんですね。

 

そして、大学も音楽を学ぶために 大阪芸術大学に入学

 

でも、2011年、由加さんが大学2年生、20歳の時に転機が訪れます。

 

WINGED WHEELのランプ作りを支えてきてくれた職人さんが

急死してしまい、
貴重なハリケーンランプの作り手がいなくなってしまったことから、
何が起きても弱音を吐かないお母さんの『もうダメかも』という言葉を聞き、
『そんなら私がやったる』と思い、周りの反対を押し切り、

大学を中退されたそうです。

 

当時は音楽を真剣に学んではいたけれど、

人生のすべてを捧げられると思っていなかったところに
こんなことが起き、つらい思いまでして、

お母さんが守りたかったハリケーンランプを

どうにか残したいという思いが勝ったんですね。

 

大学を辞めてからは、一日中工場に張り付いて、ランプ制作を学ぶ毎日。

でも、最初は職人さんに相手にされなかったようです。

 

ランプ制作については、職人さんの口伝が一般的だったようで、
何のマニュアルも残っていなかったそうです。

観て覚えろ」という職人気質でした。

 

そこで、由加さんは一つ一つの工程を確かめながら、
まとめていくところから始められたようです。
そして、作られたノートは60冊以上
大変な作業でしたね。

 

ただ、由加さんは、負けん気が強かったのか、
自分であればできる」と信じて頑張れたんだそうです。

 

今でもまだ工程的には80%程度の再現ということですから、
ハリケーンランプの奥深さが伺えますね。

 

由加さんは、右も左も分からない状態からランプ作りを学び、

7年前の2013年に5代目を受け継ぎました

 

2014年ころにさらに由加さんを襲ったのが、

重要な金型が壊れてしまっていて
部品がつくれなくなってしまっていたこと。

 

これを作り直すのに一つ30万円程度かかるのに、
作り直しが必要な金型は30台も・・・。

 

でも、これを乗り越えたのはクラウドファンディング
これで250万円ほど集まり事なきを得たのだとか。

 

クラウドファンディングで資金を集めるとは、
まさに現代的ですよね。
以前の職人さんだけだったら、

もしかしたらこの発想はなかったかもしれません。


そしてさらに転機が訪れたのが、2017年
技術的に頼みの綱だった、工場長が他界されたんです。

別所由加2

https://www.lmaga.jp/news/2019/06/68564/?cv=p#photo3

 

それからは一人でこの難しいランプ制作を行ってきた由加さん。
何か問題があるときでも一人で考え、

誰にも相談できないという状況になってしまいましたが、
それでも困難に立ち向かってそれを克服してきた由加さんは、
今もハリケーンランプの完成形を目指してランプ制作を続けています。

 

今ではこの由加さんが作るWINGED WHEELのランプは

予約待ちのお客さんが年々増加、
入手までに1年を待たなければならないほど大人気となっています。

 

「ブームはいつか終わる」と最近は新作ランプの試作にも

打ち込んでいるそうです。


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ハリケーンランプって?

別所由加3

https://www.lmaga.jp/news/2019/06/68564/?cv=p#photo1

別所由加6

https://www.asahi.com/and_M/20181115/271597/

ハリケーンランプは嵐の中でも、一度灯されれば簡単には消えることは無く、
7~8時間は光が持続するようです。

 

日本製のハリケーンランプは、由加さんの曽祖父の留吉さんが、
外国製のランプを10年も研究して作り上げたものだそうです。

 

完成して、「WINGED WHEEL」という商品名で
国内だけでなく国外にも輸出され、人気を博しました。
今の由加さんの会社名はこの商品名からとったんですね。

 

形はすでにこの時完成されているので、
現代の由加さんが作るランプも形は変えないんだそう。

 

そして、そのランプを作る機械も、昔からのもので、
新しく変えないのだといいます。

 

機械というよりも人という感覚が強く、
文句を言うと次の日動かないんだとか笑笑

 

確かに、そうなるともう機械とは言えないですよね。

 

工程が300もあるランプ制作は、本当に作るのが大変ですが、
出来上がったものを観るのは嬉しいし、美しい、と由加さんは思うそうです。

 

手塩にかけた子ども、のような存在なんでしょうね。

 

アラジンの魔法のランプも作ったってホント??

2019年にディズニー映画、実写版「アラジン」をモチーフにした
オリジナルの「魔法のランプ」の制作を依頼され、作成されたようです。

別所由加さんが デザインから型起こし、

塗装まで、そのすべてのプロデュースをし、
ランプの塗装は、大正5年から続く吉田着色代表の吉田忠司さん。
若い職人たちの手で完成しました。

別所由加4

https://www.lmaga.jp/news/2019/06/68564/2/

本当にジーニーが出てきそうなランプですね笑笑

映画公開中は、いろいろな映画館で展示がされたようですよ。


まとめ

今回は日本で唯一のランプ職人、別所由加さんについて
調査してきましたが、いかがだったでしょうか。

 

今では、日本最後の職人として頑張っている由加さんですが、
ご自身の家の会社が倒産したときには、
なんで、こんなにいいものが消えないといけないんだ、

と本当に怒りに震えたとか。

 

その怒りの炎が今もあるし、これからも消えないから、
今後もこのランプを作り続けていける、と言われています。

 

これからもずっとこの素晴らしいハリケーンランプを
届けていってくれることでしょう。

 

今後のご活躍に期待したいですね!

 


最後までお読みいただきありがとうございました。

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