徳永二男さん、世界的に有名なヴァイオリニストが語った心に刺さる言葉

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あなたは、ヴァイオリニストと言ったら、真っ先に誰を連想しますか?
 
葉加瀬太郎さん?
 
確かに葉加瀬太郎さんは、きっと日本国内では、1番知られているヴァイオリニストかもしれませんね。
 
でも実は、著名な日本人ヴァイオリニストってけっこうたくさんいます。
 
皆さん実力があるのは当然ですが、
その中でも、さらにトップクラスの人たちがいます。
その人たちの中では、その世界では知らない人は
いないほどの人もいるのです。
 

有名なヴァイオリニストです。

 
徳永二男さんは、その日本のヴァイオリニストの中の
トップクラスの人の一人。
知名度、実力ともに日本を代表する有名なヴァイオリニストです。
 
子どものころからヴァイオリンに触れ、
メキメキと実力を伸ばしてきました。
 
お父さんはかなりスパルタだったようで、
子どもの頃から辛く厳しい練習をしていたようです。
 
そして、世界的に超有名な音楽家、小澤征爾さんも指導したという
斎藤秀雄さんに師事。
 
元々は徳永さんのお兄さんがこの斎藤さんに師事した弟子だったのですが、
お兄さんにくっついてレッスンに行ったことがきっかけで、
徳永さんも師事することとなります。
 
で、この斎藤さんもかなりのスパルタ教育でした。
 
うまくできないと烈火のごとく怒られるようで、
レッスンの日にはおなかが痛くなったと
徳永さんは後に話しています。
 
やはりここまでのスパルタを受けて、
自分を追い込んでいかなければ、
音楽家として大成することは難しいのかもしれませんね。
 
青年に成長した19歳には、なんと史上最年少でNHK交響楽団でコンサートマスターに就任。
 
ベルリンにも留学を果たして帰国後、
NHK交響楽団でコンサートマスターを務めていて、
世界からもとても注目を浴びてきました。
 
その頃のN響は、日本一の楽団だったこともあり、
著名な指揮者からの要求はかなりシビアだったようです。
 
それでも何年もこのコンサートマスターとして
務めあげたのはやはり、才能だけでは成り立たないのでしょう。
 
1994年にNHK交響楽団退団後は、ソロとなり室内楽に専念されています。
身軽になった徳永二男さんは、これからいろいろなコンサートを開き、
さらに人気を博していったのですね。
 
その後、2016年に音楽家50周年を迎えたところで、
ヴァイオリニストとして、日本の文化の発展を担ってきたことを表彰され、
文化庁長官賞を受賞しています。
 
ここまでになったヴァイオリニストは稀有の存在ですので、
本当に素晴らしい知名度、実力を持ち、
大きな影響を世の中に与えてきた、ということですね。
 
そして、現在はヴァイオリニストとしての活躍だけでなく
指揮者としても活躍されています。
指揮までできるなんて、
その道を究めてきた人は、他のことでも
一流になれる、ということなのでしょうね。
 
 

「才能は自分で大きくしていくもの」

 
徳永二男さんは、なんと今年で73歳。
まだまだ現役で活躍され、コンサートなども行っています。
 
5月31日には、横浜みなとみらいで、
「ジプシー&タンゴ」というコンサートが開催されます。
 
70歳を超え、さらにパワーアップしている
徳永二男さん。
 
通常のクラシックだけではなく、
ジプシーやタンゴなどのジャンルも演奏できるのですね。
 
そんな実力の幅が広く、挑戦を忘れない徳永さんが言われた、
印象深い言葉あるのでご紹介しましょう。
 
『ここで良い』ということはありません。
才能は親からもらったものばかりではありません。
才能は自分で大きくしていくのです。
 
これは、産経ニュースの取材で、
徳永さんが語った言葉です。
う~ん、カッコイイですね!
 
徳永さんには、三浦文彰さんというお弟子さんがいらっしゃるようですが、
この三浦さんは世界の若手のトップなのだそうです。
 
この三浦さんについて、徳永さんは、
「彼は自分の今の目標。
工夫して彼の背中から振り落とされないようにしたい。」と言われています。
 
これまで第一線で走ってきて、しかも自分の弟子である人に対して、
自分の今の目標、とさらりと言えることも素晴らしいですが、
それを言えるためには、自分の可能性をさらに伸ばしていきたい、という
気持ちが良く表れていると思いませんか。
 
自分の才能を過信せず、
元々あった才能をさらに大きくしていくため、
その探求に余念がない。
 
そこまで謙虚にいれるのは、
きっと自分を誰よりも高みを目指いしたい、
という純粋な気持ちからでしょうね。
 
 
私も含め、一般的な人だったら、
ここまでの才能があったら、もう努力をしなくなってしまいそうですが、
本当に才能がある人は、今ある才能だけでは足らず、
それを基に、さらに上を目指すことに何の迷いもない人が
さらにずっと上を目指し続けられるのでしょう。
 
もしかしたら、そこまでの極みに達することは
できないかもしれないですが、
というか、きっとできないでしょうが、
勉強になりますね。
 
そして、そこまでの人の奏でる音楽だからこそ、
人々は魅了され、今も第一線で活躍できる、
輝ける人になれるのですね。
 
 
徳永二男さんの音楽を聴いたことがない人は、
ぜひ一度コンサート会場で、生で聴いてみてくださいね。
 
心が動く瞬間が感じ取れると思いますよ。
 
 
 
 

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